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令和7年(2025年)4月6日付
細越氏5選果たす
新人川口氏わずかに及ばず

73票の小差で決着

任期満了に伴う小坂町長選

ほぼ町を二分する戦いに

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5選を果たした細越氏
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涙をのんだ川口氏

 

 任期満了(4月11日)に伴う小坂町長選は6日投票が行われ、開票作業の結果、現職の細越満氏(77)=小坂字坂ノ上=が新人で元飲食店経営の川口良平氏(49)=小坂字野口=との一騎打ちを制し、5選を果たした。得票数は細越氏が1,505票、川口氏が1,432票と73票の小差で、現職がかろうじて逃げ切った形だ。

 今町長選は、令和3年(2021年)の前回選挙に続く現職と新人の一騎打ち。細越氏は、在任中の4期16年間にわたる実績をアピールしつつ、高齢者住宅の整備や空き家対策を含む町中心部の再開発推進などの公約を強調。その上で「パイプができている国や県との連携を取りながら小坂町を活力のある町にしていきたい」と街頭演説で訴え、政党や団体などの推薦を受けながら組織戦を展開した。

 一方、新人の川口氏は街頭演説で「この町は停滞している。停滞している町を必ず前に進める。大きな営みは近隣市町村と連携し、この町は小坂らしさを残し、必ず活気を取り戻す」と訴えながら、医療や教育については近隣市町村と連携するほか、個人商店の支援などにも力を入れるなどを公約に掲げ、一部町議や同級生などの応援を得つつ草の根運動を繰り広げたものの、細越氏の5選を阻止するにはわずかに至らなかった。

 5期目当選を果たした細越氏は昭和22年(1947年)7月2日生まれ。大館鳳鳴高卒。銀行員を経て、家業の商店に勤務。平成4年(1992年)の町議選で初当選し、連続5期当選を経て同21年(2009年)に新人同士の一騎打ちを制して町長選に初当選。4年前の前回選挙では、元町職員の新人との一騎打ちを制して4選。

 当日有権者数は3,915人(男1,793人、女2,122人)で、投票者数は2,956人。有効2,937、無効19、持ち帰り0、不受理0。投票率は75.50%(男75.79%、女75.26%)で、4年前の前回選挙から3.39ポイント低下した。 (速報:午後9時50分)

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