2年以来19年ぶりの選挙戦となった小坂町長選は12日、投票が行われ、開票の結果、前町議の細越満氏(61)=小坂字坂ノ上75-2・無所属=が、前町議会議長の亀田利美氏(61)=大地字上羽ノ木田24・同=を1,000票近い大差で下し、初陣を飾った。 町長選は、知事選への立候補に伴って川口博氏が町長を辞職したのを受けて行われ、細越氏は5期、亀田氏は4期と、ベテラン町議同士の争いとなった。 細越氏は「公正であたたかい町政」「町民が知りたい情報の公開」など6項目にわたる公約を掲げ、また、金田氏は「前町政が道半ばだったものもあり、それを足止めしてはならない」と「継承と発展」を訴え、ともに町内全域をくまなく回りながら支持の拡大に奔走した。 初当選を果たした細越氏は、昭和22年7月2日生まれ。大館鳳鳴高卒。銀行員を経て、家業の商店に勤務。4年の町議選で初当選し、連続5回当選を果たした。監査委員、総務常任委員長、副議長などを歴任。岩沢自治会長、青少年育成町民会議会長、鳳鳴会小坂支部長。小坂字坂ノ上75-2。 当日の有権者数は男2,428人、女2,866人の計5,294人。投票者数は4,675人、うち有効4,620、無効55、不受理0、持ち帰り0。投票率は男88.30%、女88.31%、平均88.31%だった。 (午後9時50分) |