第51回衆院選は8日、投・開票が行われ、本県小選挙区のうち秋田北地方を含む15市町村からなる秋田2区は自民党前職の福原淳嗣氏(58)が「中道改革連合」前職の緑川貴士氏(41)との一騎打ちを制し、再選を果たした。前回、比例で復活当選した福原氏は小選挙区で緑川氏に敗れており、今選挙で雪辱を果たした。 2月の衆院選としては平成2年(1990年)2月18日以来36年ぶりとなる今選挙は、一昨年10月28日に投開票した前回から1年3カ月しか経ていないものの、高市早苗首相は日本維新の会との連立政権への信を問う重要な選挙に位置づけ、総力戦で臨んだ。 対する野党のうち立憲民主、公明両党がさる1月22日に結成したばかりの新党「中道改革連合」は「生活者ファースト」をスローガンに掲げ、秋田2区の緑川陣営は4選を目指して票の拡大に全力で臨んだ。 小選挙区で初めての当選を果たした福原氏は、再生可能エネルギーや医療の広域連携を含む本県の課題に取り組んできた実績を選挙戦でアピール。同じく大館市を地盤とする緑川氏と激しい戦いを展開した結果、自民党の支持層を固めて勝利につなげたほか、無党派層などからも一定の支持を得るのに成功した。
当確の知らせを受けて支持者らが待つ選挙事務所に姿を見せた福原氏は、「万歳」に臨んだ後、「非常に短期間で厳しい選挙戦だった」と振り返った。その上で、「昨年夏の参議院選挙でも我が党は逆風の中にあったということが明々白々だった。その後の総裁選、高市早苗総理が生まれても自民党の逆風が止むことはなかった」としつつ、国際情勢の変化によってもう一度自民党に期待してみようという風になったのではないか、と勝因の一端を語った。 秋田北地方各市町村の候補者別得票数は、大館市が福原氏1万6,698票、緑川氏1万3,160票、鹿角市が福原氏6,670票、緑川氏5,044票、北秋田市が福原氏6,968票、緑川氏6,147票、小坂町が福原氏1,114票、緑川氏が1,110票、上小阿仁村が福原氏568票、緑川氏が443票。 全国的に「中道改革連合」が大敗を喫した中、福原氏に票を奪われた緑川氏は比例東北ブロックにも名を連ねており、復活当選できるか、結果が注目される。 秋田2区の当日有権者数は、前回衆院選投票日より6,253人少ない23万7,813人。投票率は同3.78ポイント低い54.96%で、2回連続で60%を割り込んだ。 (午前零時10分) 前の関係記事
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