第77回秋季東北高校野球県大会(県高校野球連盟主催)は12日、1次、2次予選を勝ち残った16校による本戦が秋田市のこまちスタジアムと八橋球場で開幕した。秋田北地方勢で本戦進出を決めたのは大館鳳鳴、大館桂桜、鹿角の3校。本戦初日、同地方勢は大館桂桜が同スタジアムで秋田と1回戦に臨み、延長11回タイブレークの末、6-13で敗退した。

　10月9日に岩手県盛岡市で開幕する東北大会への出場権(3枠)をかけた同大会は、来春の選抜大会につながる。秋田北地方勢のトップを切って本戦1回戦で秋田と対戦した大館桂桜は1回、3回に各1点許したものの、3回、4回に各1点返して試合を振り出しに戻した。

　後半5回に1点、9回に2点追加された大館桂桜は、最後の踏ん張りをみせて9回に3点もぎ取って試合は再度振り出しに。無死1・2塁から攻撃を始めるタイブレークによる延長にもつれ込んだものの、大館桂桜は11回に大量8点を奪われ、その裏1点返すにとどまって6-13で初戦敗退した。

　本戦第2日の13日は、大館鳳鳴と鹿角の秋田北地方勢同士が午後零時半からこまちスタジアムで1回戦に臨む予定。7月の第107回全国高校野球選手権秋田大会で3回戦敗退の大館鳳鳴が、決勝で延長の末金足農に惜敗して夏の甲子園初出場を逃がした鹿角を相手にどこまで食い下がれるか、注目される。　(午後3時半)

続報:鹿角と大館鳳鳴による秋田北地方勢同士の本戦1回戦は14日、鹿角が大館鳳鳴を1-0で下し、8強入りを果たした。鹿角は15日午後零時半から秋田市の八橋球場で能代松陽と準々決勝に臨む。

　　　　　　　

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	計
秋　　田	1	0	1	0	1	0	0	0	2	0	8	13
大館桂桜	0	0	1	1	0	0	0	0	3	0	1	6

1回戦・こまちスタジアム・延長11回タイブレーク

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