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市長失職に伴う鹿角市長選は、27日投票が行われ、同日午後8時からの開票作業の結果、 元市議の笹本真司氏(39)が初当選を飾った。市議会から2度にわたって不信任決議を受けて失職した前市長の関厚氏(71)は次点。投票率は、過去2番目に低かった。 今市長選には、笹本氏、元市議の金澤大輔氏(51)、システムエンジニアの奈良大氣氏(40)、元文部科学省職員の藤井陽光氏(77)ら4人の新人と前市長の関氏が立候補。5人による争いは同市の市長選としては過去最多で、20日の告示以来激しい選挙戦が繰り広げられた。 4年前の市議選でトップ当選を果たした経歴をもつ笹本氏は、3月9日に投開票した議会解散に伴う市議選に出馬せず、満を持して今市長選に立候補。国内外からの投資の呼び込みや医療・福祉の体制確保などを公約に掲げ、活力と対話のある市政を有権者に訴え、唯一5,000票を超える得票で初当選した。笹本氏は昭和60年(1985年)7月29日生まれ。東京科学大(旧東京工大)卒。市議1期。 透明で活力ある市政や国、県、隣県との連携強化などを公約に掲げて再選を目指した前市長の関氏は、笹本氏に500票余の差をつけられて次点に甘んじた。しかし、3位以下には圧倒的な大差をつけるなど、失職してもなお支持者が少なくないことを裏づける結果に。 投票率は4年前を4.72ポイント下回る58.41%。平成17年(2005年)の49.39%に次いで過去2番目に低く、異例の事態の中で候補者が乱立した市長選だったのとは裏腹に、有権者の関心は低かった。 (午後10時半)
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