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刺されると恐いツツガムシ
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県内は、ツツガムシ病の初発期に入った。このため県など関係機関は、春の農作業や山菜採りなどでの入林、入山の際は予防策を取るよう呼びかけている。 ツツガムシ病は、ツツガムシ病リケッチアという病原体を持つ特別なツツガムシの幼虫に取りつかれ、体内に病原体が入ることで発病する感染症の一つ。ツツガムシはダニの一種で、大きさは0.2ミリ程度。刺されるとひどい頭痛とともにどことなく重症感があり、高熱やいろいろな形の発疹もあるが、刺し口の黒いカサブタが発見の決め手となる。 今年の県内は第14週(3月31日〜今月6日)までは患者が出ていないものの、前週までの全国計は35人を数える。ちなみに、県が公表している平成14年(2002年)以降の患者届出数のうち最も多かったのは平成18年(2006年)の41人。過去3年間は令和4年が7人、5年が6人、昨年が4人と1ケタ推移ながら、死者が出た年もあるだけに油断はできない。
ツツガムシ病は4月に初発期に入り、春の農作業シーズンの到来や山菜採りの活発化に伴って5月にピークを迎え、地域別では秋田北地方の大館・北秋エリアが例年最も多い。 ツツガムシ病の発生は気温と密接に関連し、気温が高いと活動が活発に。仙台管区気象台がこのほど発表した4月からの3カ月予報では気温が高いと予想しているだけに、ツツガムシ病に刺されるリスクも例年以上に高まりそう。 県は「これからの時期、高熱・発疹などの症状があった場合は早めに内科、皮膚科などの医療機関を受診してほしい。その際、発病前の野外での活動状況を伝えることが早期診断に大切」としている。 予防策として〇野山に出かける際は素肌を出さない〇野山から帰宅した際は早めに着替える〇着替えた衣服は室内に持ち込まず、すぐに洗濯する〇野山から帰宅した際は早めに入浴して入念に体を洗う、などを呼びかけている。 ※このページには広告を掲載しております。 |