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2024年(令和6年)8月25日付
三つどもえ戦始まる

大館市長選告示
 
市議補選は3氏立候補

 

大館市長選立候補者
(届け出順・敬称略)
 
日景 賢悟 55 無・新
 
麓  幸子 62 無・新
 
石田 健佑 27 無・新
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左から日景賢悟氏、麓幸子氏、石田健佑氏
 

 

 福原淳嗣市長(56)の辞職に伴う大館市長選と同市議補選が25日告示され、市長選は届け出順にいずれも無所属で前市議の日景賢悟氏(55)=釈迦内、社会福祉士の麓幸子氏(62)=比内町扇田、前市議の石田健佑氏(27)=鉄砲場、の予定されていた3氏が届け出を済ませた。市議補選は、欠員2に対して3新人が立候補。同日午後5時で立候補の受け付けが締め切られる。投開票は9月1日。

 今市長選は、昨年4月23日に投開票した任期満了に伴う市長選から1年4カ月経過しただけ。9月27日の自民党総裁選投開票や臨時国会での首相指名選挙、組閣などを経て11月投開票の可能性がある衆院選に福原市長が出馬するために、今月末で辞職するのに伴って市長選を執行するもの。

 3新人のうち前回の市議選でトップ当選の石田氏に2,330票の大差をつけられながらも2位(1,885票)で3期目当選を果たした日景氏は、豊かな政治経験と実績を前面に押し出しつつ「創造力と実行力で大館の新たな未来を拓く」と訴えて市長選に初挑戦。

 市内47カ所での対話集会や総決起集会(今月5日)、つじ立ちなどをとおして存在感をアピールしてきた。25日は釈迦内の事務所での出陣式を経て第一声を放ち、自身が掲げる「守りの政策」「攻めの政策」をはじめ、市民と企業と行政が連携して課題に取り組んでいくことがますます必要と強調し、一緒にスタート地点に立とうと訴えた。

 また、麓氏は3新人の中で唯一政治経験がないものの、過去2度にわたって福原氏と一騎打ちを繰り広げてきた。平成31年(2019年)の初回は福原氏に9,435票差で大敗を喫し、2度目の昨年は票差を6,598票まで縮めた。

 3度目の挑戦となる今回は、悲願の初当選に向けて並々ならぬ意欲で臨んでおり、比内地域の住民や女性だけの集会、つじ立ち、決起集会(今月21日)などをとおし、これまで以上に存在感の浸透に注力。25日は向町の事務所での出陣式を経て第一声を放ち、現市政は市民の声が届いていないなどと訴えつつ、学校給食の無償化や「子どもの森」の創設、市立病院と扇田病院の2体制堅持など自ら掲げる主要公約をアピールして支持を求めた。

 一方、石田氏は市長選と同時に行った前回市議選に25歳で初出馬し、4,215票という圧倒的な得票数で当選した。政治経験は浅いながらも、大館の超少子高齢化問題の解決を軸に「子や孫世代と共に栄える大館へ」をスローガンに掲げて今選挙に挑む。

 市民などとの意見交換会を市内13カ所で展開してきたほか、つじ立ちや街頭演説、ユーチューブ版CMなどの広告媒体も駆使しつつ知名度アップを図ってきた。25日は御成町2丁目の事務所での出陣式を経て第一声を放ち、有権者らを前に地域の担い手不足の解消、若者流出の歯止め、少子化解消に向けた独自の考えをアピール。また、午後には当時28歳の全国最年少で当選した岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長(40)とのトークショーを市内の施設で開き、若さの実行力などを強調する予定。

 告示前日の24日現在で市選管がまとめた同市の有権者数は5万8,423人で、前回選挙の投票日に比べて536人少ない。9月1日の投票は、午前7時から午後7時まで市内61カ所で行われる。開票は、同8時半からタクミアリーナで。市議補選の立候補者は次のとおり。 (午前10時40分)

(欠員2、届け出順、敬称略)

(1) 庄司有希  33 無・新 団体職員 三ノ丸
(2) 伊藤 励  29 無・新 会社員  柄 沢
(3) 佐藤和幸  33 無・新 自営業 泉 町

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