統一地方選の後半戦に位置づけた任期満了(4月30日)に伴う大館市議選は23日投開票が行われ、28人が激戦を繰り広げた結果、26人が喜びの当選を果たした。トップ当選は最年少の新人、石田健佑氏(25)。4,200票余の驚異的な得票数で、若い世代への期待を印象づける形となった。
当選者26人中、得票数トップ3は新人石田氏の4,215票、3選を果たした日景賢悟氏(53)の1,885票、新人金谷真弓氏(50)の1,710票で、石田氏が群を抜いた。
ちなみに、平成15年(2003年)以降の過去5回のトップ当選者の得票数は同15年が2,198票、同19年(2007年)が2,472票、同23年(2011年)が2,770票、同27年(2015年)が2,293票、同31年(2019年)が2,071票といずれも2,000票台だったのに対し、石田氏は軽く4,000票を超える驚異的な支持ぶりで、前々回、前回の2回連続トップ当選だった日景氏も大きく水を開けられた。
一方、最多当選は伊藤毅氏(68)で、989票と初めて1,000票を割り込んだものの、ただ1人10回の大台に。以下、1,493票の相馬エミ子氏(74)、760票の花岡有一氏(74)の各9回などが続いた。また、新人は立候補した10人のうち9人が当選。
当日の有権者数は5万8,959人(男2万7,498人、女3万1,461人)で、前回選挙の投票日に比べて3,890人減少。投票率は61.08%(男60.54%、女61.56%)で、それまでの過去最低だった前回を2.75ポイント下回った。投票者数は3万6,013人、うち有効は3万5,419、無効は594、持ち帰り、不受理はそれぞれ皆無。
大館市議選の開票結果(定数26-28)得票順(敬称略)
(当)4,215 石田健佑 25 無・新 鉄砲場
(当)1,885 日景賢悟 53 無・現 釈迦内
(当)1,710 金谷真弓 50 無・新 扇 田
(当)1,663 吉田勇一郎 45 無・新 早 口
(当)1,644 菅原喜博 62 無・新 二井田
(当)1,515 藤原 明 73 無・現 笹 館
(当)1,493 相馬ヱミ子 74 立・現 川 口
(当)1,472 佐藤芳忠 70 無・現 二井田
(当)1,471 伊藤深雪 63 公・新 清 水
(当)1,465 今泉まき子 65 共・新 有 浦
(当)1,366 小畑新一 64 公・現 幸 町
(当)1,362 秋元貞一 66 無・新 猿 間
(当)1,305 吉原 正 75 無・現 新 館
(当)1,242 石垣博隆 45 無・現 中 山
(当)1,240 工藤賢一 59 立・新 芦田子
(当)1,088 田中耕太郎 68 無・現 根下戸町
(当)1,006 阿部文男 76 無・現 有 浦
(当)986 伊藤 毅 68 無・現 釈迦内
(当)952 田村儀光 73 無・現 山 田
(当)936 明石宏康 56 無・現 柄 沢
(当)906 武田 晋 70 無・現 扇 田
(当)815 岩本裕司 69 立・現 釈迦内
(当)760 花岡有一 74 無・現 東 台
(当)660 田村秀雄 69 無・現 岩 瀬
(当)655 蜉ル 晃 63 無・現 南神明町
(当)646 花田 強 69 立・新 観音堂
(次)553 佐々木公司 75 無・現 小館町
(落)405 佐藤文枝 61 無・新 二井田
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