県人口は1カ月間で1,654人、このうち5市町村からなる秋田北地方は255人それぞれ減少した。県調査統計課が26日公表した今月1日現在の「人口と世帯」で示されたもの。県内の世帯減少数は、過去1年間で最も多かった。

　県が公表する「人口と世帯」は令和2年(2020年)国勢調査の確定人口と世帯数を基準値とし、その後の外国人住民を含む毎月の自然動態(出生・死亡)、社会動態(転入・転出)や世帯の新設・消滅などによる増減数を求め、これらを加減して毎月1日現在の推計値を算出。 　 　

　今月1日現在の県人口は90万7,847人(男性42万9,129人、女性47万8,718人)で、前月に比べて1,654人、0.18%減少した。秋田市の469人をはじめ、全25市町村で減少。

　県人口の動態別内訳は、1月中に292人生まれたのに対して1,718人亡くなったため、1,426人の自然減。また、1月中に797人が県外へ転出したのに対して569人が県内に転入したため、228人の社会減に。

　秋田北地方の市町村別人口と世帯数は下段のとおりだが、5市町村計の人口は12万5,923人で、前月に比べて255人減少した。減少数は前月より24人拡大。同地方で最も人口が多い大館市は、県内3番目の規模となる123人(同11人拡大)の減少数にのぼった。

　このほか、県全体の世帯数は前月比384世帯減の38万4,478世帯で、前年3月1日現在以降の過去1年間の中では最大の減少規模。秋田北地方は5万2,344世帯で、同49世帯減少した。　(午前零時)

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