日本相撲協会は25日、1月14日に国技館(東京都墨田区横網一丁目)で開幕する大相撲初場所の新番付を発表した。秋田北地方出身の佐々木山(32)=大館市、木瀬部屋・本名佐々木大輔=は、先場所から7枚上げて東幕下35枚目となった。昨年夏場所以降4場所連続で勝ち越している中、初場所も幸先の良い勝ち越しが期待される。
昨年の佐々木山は初場所、春場所がともに2勝5敗と立ち上がり鈍かったものの、夏場所が4勝3敗、名古屋場所が5勝2敗、秋場所、九州場所が各4勝3敗で4場所連続勝ち越しと中盤以降調子を上げた。
この結果、九州場所を終えた時点での通算成績は、全勝で序ノ口優勝の華々しい角界デビューを飾った平成22年(2010年)春場所以降の82場所で292勝246敗29休に。これまでの相撲人生で5場所連続の勝ち越しは皆無だけに、幕下脱出の糸口をつかむ上でも初場所は一層の奮起が望まれる。
なお、琴拓也=佐渡ケ嶽部屋=の四股名で平成30年(2018年)春場所の初土俵以来34場所で115勝115敗1休の戦績を残した大館市出身の伊藤暉さん(21)は先場所引退し、千秋楽前日の11月25日に佐渡ケ嶽部屋の宿舎で断髪式に臨んだ。これにより、秋田北地方出身力士は、佐々木山を残すのみとなった。 (午前6時20分)
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