11月の大館能代空港利用者数は、令和に入って2番目に多かった前月を下回ったが、今年これまでで3番目の高水準だった。県が20日公表した同空港の最新実績で示されたもの。
東京(羽田)、大阪(伊丹)、札幌(新千歳)の3路線で平成10年(1998年)7月に開港した同空港は、翌11年11月に札幌、同23年(2011年)1月に大阪の両路線を「運休」の扱いながらも事実上廃止した形で、羽田線が唯一存続。当初昨年7月から9月28日までを期限としていた羽田線の3往復化は、利用者数の増加などが評価されて令和7年3月29日まで延期されることが決まっている。
同空港の11月利用者数は前年同月比1,845人、12.6%増の1万6,537人。ちなみに、令和入り後の全月の中で最も利用者が多かったのはお盆の帰省シーズンを含む今年8月の1万9,498人で、同10月の1万7,684人がこれに次いでいる。翌11月は、前月比では2カ月ぶりに減少に転じたものの、8月、10月に続いて今年3番目に多い。
また、今年1-11月の累計利用者数は前年同期比5万3,143人、48.3%増の16万3,116人。前年計と比較しても、5万2,734人、47.8%増加した。
なお、11月の搭乗率は前年同月比9ポイント増の59.2%、1-11月の平均搭乗率は前年同期比11.4ポイント増の52.6%と、依然がら空き状態ながらも3往復化を追い風にしつつ着実にコロナ禍から回復している。 (午前零時)
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