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令和5年(2023年)12月18日付
生産、受注とも減少

県内の製造業
 
サービス業は2ケタ増

 

 県産業政策課は18日までに、9月の県内経済動向調査結果をまとめた。製造業が生産額、受注額ともに減少したものの、建設業の受注額、小売業、サービス業の各売上高は増加し、中でもサービス業は2ケタ増にこぎつけた。   

 電子部品・デバイス・電子回路が中国市場低迷の影響で弱含みが続いたことなどを背景に、製造業は生産額、受注額ともに前年同月比6.9%の減少。うち電子部品・デバイス・電子回路の生産額は同11.4%落ち込み、4月以降続く減少の中で初めて10%を超えた。製造業の3カ月先業況見通しDIは、前月の18.2から7.8にプラス幅が縮小。  

 建設業は受注額が前年同月に比べて5.3%増加した半面、完工高は同5.5%減少した。受注額は2カ月ぶりの増加ながら、7月の154.5%、8月の157.3%の各増加に比べると、勢いが乏しい。それでも、公共投資は、2カ月ぶりに前年を上回った。建設業の3カ月先業況見通しDIは、前月の12.5からマイナス12.5に暗転。

 小売業の売上高は、前年同月に比べて3.1%増加した。うち飲食料品は一部で好調な動きがみられたことから、過去1年間で2番目に高い同5.7%の増加にこぎつけたものの、衣服・身回品は同10.7%の減少。小売業の3カ月先業況見通しDIは、前月の0からマイナス4.8に落ち込んだ。  

 サービス業の売上高は、前年同月比13.2%の増加。内訳は情報サービスが同63%の大幅増だったのをはじめ、旅館・ホテルが同17.9%、道路旅客運送が同8.9%、飲食・観光が同4.2%、道路貨物運送が同3.9%それぞれ増加した。サービス業全体の3カ月先業況見通しDIは、前月のマイナス8.8から0に改善。

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