11月の県内火災は、10月と並んで今年2番目の低水準に抑えられた。県総合防災課がまとめた11月の速報によるもの。年計では5年ぶりの300件未満が望み薄ながら、2年連続減の可能性をいくぶん残している。
同課が作成した今年1-11月(速報値)と前年1-12月(確定値)の月別出火内訳は下段のとおりだが、このうち今年11月の出火件数は前年同月比10件減の14件。10月と同数で、7月の13件に次いで今年2番目に少ない。内訳は全14件が建物火災。林野、車両、その他がそろって皆無なのは異例。
また、11月の火災に伴う死者数は2人で、前年同月に比べて1人減少した。半面、負傷者数は前年同月の1人から5人に増加した。
1-11月の累計火災発生件数は前年同期比4件減の293件。過去10年間で唯一300件を下回った平成30年(291件)以来5年ぶりの300件未満は望み薄なものの、2年連続の前年比減は期待できそうな状況にある。
このほか、1-11月の累計死者数は前年同期比5人減の18人と改善傾向にあるものの、累計負傷者数は同21人増の56人へと著しく悪化している。 (午前零時)
※下線部は前月発表からの修正箇所
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