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令和5年(2023年)12月2日付
2カ月ぶりに上昇
 
県内の有効求人倍率

10月は1.35倍 

 

 求職者1人に対する求人数を示す県内の有効求人倍率(季節調整値)は前月比で2カ月ぶりに上昇し、1.35倍となった。秋田労働局が1日公表した10月の県内雇用情勢で示されたもの。同局は「持ち直しの動きに足踏み感がうかがわれ、物価上昇等の影響により一部に厳しさがみられる」との見方を示した。  

 県内の新規求職者数は3,704人で、前年同月を7.4%、255人上回った。3カ月連続の増加。月間有効求職者数は1万5,125人で、同3.6%、524人上回った。2カ月連続の増加。     

 県内の新規求人数は8,146人で、前年同月を5.2%、448人下回った。8カ月連続の減少。月間有効求人数は2万1,177人で、同8.6%、1,993人下回った。11カ月連続の減少。  

 この結果、10月の有効求人倍率は前月比0.05ポイント増の1.35倍となり、2カ月ぶりに上昇した。本県の全国順位は前月から5つ上げて19位だった。

 県内就職者数は前年同月比0.8%、12人増の1,581人で、2カ月連続の増加。うち45歳以上の中高年齢者は846人で、同2.7%、22人増加した。2カ月連続の増加。    

 事業主からは〇人手不足から工期に影響を及ぼす恐れがある(建設業)〇新卒者採用のみでは人材が不足しているため中途採用募集も行うが、職場定着を懸念している(製造業)〇結婚式や宴会は回復してきているが、人件費の高騰から増員せず現状の従業員で対応している(宿泊業、飲食サービス業)などの声が聞かれた。

 秋田北地方の有効求人倍率(常用)は大館が前年同月比0.25ポイント減の1.54倍、鷹巣が同0.29ポイント減の1.25倍、鹿角が同0.36ポイント減の1.73倍と、そろって低下。 (午後2時)

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