大館市では先月、県内最多の5人が飲酒運転で検挙された。県の県民生活課がまとめた10月の飲酒運転追放等競走結果で示されたもの。同じく秋田北地方の小坂町と上小阿仁村はベスト1グループを堅持しており、年間1位に期待がかかる。

　同調査は「県飲酒運転追放県民運動」の一環として、昭和54年(1979年)から県内市町村間で飲酒運転追放などについて競いあい、同運転徹底追放意識の高揚を図るのが狙い。1年間にわたって展開し、その年の成績優秀な自治体(優良5市町村)を知事表彰している。 　 　 　

　飲酒運転による違反(酒酔い・酒気帯び)が1件につき1点、飲酒運転による事故の負傷が同3点、死亡が同8点のほか、飲酒運転以外の死亡事故が同3点の換算で算出し、これに各市町村の運転免許人口を勘案して県内順位を決定。 　 　

　県の県民生活課がまとめた10月と10月末現在(累計)の調査結果は下段のとおりだが、うち先月の大館市は5人が飲酒運転で検挙された。いずれも酒気帯び運転。秋田市を1人上回って県内最多で、10月末現在の県内順位は16位となった。

　一方、秋田北地方で年間県内1位が期待される小坂、上小阿仁両町村は五城目町、大潟村とともに1位グループを堅持。ちなみに、小坂町は前年の13位から、上小阿仁村は3年連続の各年間1位が有望視される。

　そのほかの秋田北地方は鹿角市、北秋田市とも先月は皆無で、10月末現在の県内順位は前年年間16位の鹿角市が10位にランクアップし、同11位の北秋田市が18位に後退。

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