県は9日、秋田北地方の大館保健所管内に3週連続、北秋田管内に今季初のインフルエンザ警報を出した。1定点医療機関あたりの患者数は、大館管内が前週に比べて激減した半面、北秋田管内で大幅に増加して県内最多となった。
県保健・疾病対策課が9日公表した第44週(10月30日〜今月5日)の感染症発生情報によると、大館管内(定点数:6医療機関)の1定点医療機関あたりインフルエンザ患者数は、今季これまでの最多で県内でも突出していた前週の59.83人から16.67人に激減。ただ、警報の継続基準値となる10人を依然超えているため、第42週以降3週連続で警報を出して予防策の徹底を促している。
一方、北秋田管内(定点数:3医療機関)の1定点医療機関あたりインフルエンザ患者数は、前週の24.00人から42.33人へと大幅に増加して県内で最も多く、今季初の警報を出した。
ちなみに、県平均は前週の16.31人から14.94人へとわずかに減少。大館、北秋田両管内以外では横手(23.20人)、湯沢(20.25人)、秋田市(13.82人)、大仙(11.00人)の4管内に注意報を出している。
社会福祉施設などのインフルエンザ集団発生は新たに6施設から報告があり、このうち秋田北地方は大館管内の教育・保育施設と医療機関、北秋田管内の教育・保育同の計3か所からあった。インフルエンザの型は、いずれもA型。保健・疾病対策課が作成した県平均と保健所別1医療機関あたりインフルエンザ患者数は下段のとおり。 (午後2時40分)
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