県平均のコロナ感染者数は6週ぶりに減少したのに対し、大館、北秋田の両保健所管内からなる秋田北地方だけが増加し続けている。県保健・疾病対策課が31日公表した第34週(今月21日〜27日)の感染症発生情報で示されたもの。両管内の週間感染者数は、5類感染症移行後初めて100人を超えた。
県内52の定点医療機関から報告があった1医療機関あたりの感染者数は県平均で26.73人となり、第33週(今月14日〜20日)に比べて1.75人、6%減少した。
第28週以来6週ぶりの減少ながら、秋田北地方は大館管内(6定点医療機関)が第33週の14.17人から23.00人に、北秋田管内(3同)が同28.33人から34.67人にそれぞれ増加し、県内9保健所管内のうち増加したのは両管内のみという"特異"な状況に。
また、定点医療機関からの報告に基づく県全体の総感染者数は1,390人で、第33週に比べて91人、6%減少した。1医療機関あたりの感染者数増を反映して秋田北地方は大館管内が第33週の85人から138人に、北秋田管内が同85人から104人にそれぞれ増加し、両管内ともコロナが2類相当から5類感染症に移行された5月以降初めて100人を超えた。
このほか、県内では第33週比で2施設多い16施設からコロナ集団発生の報告(原則10人以上または利用者の半数以上の発生)があった。うち秋田北地方関係は大館管内の高齢者施設2カ所と社会福祉施設1カ所から報告があり、計3施設の感染者数は入所者などの利用者、職員あわせて36人を数える。保健・疾病対策課が作成した県内定点医療機関からの報告による第33週と比較した県平均と保健所別1医療機関あたり感染者数推移は下段のとおり。 (午後3時)
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