先月の県内出火件数は、令和に入ってから2番目タイの低水準に抑えられた。県総合防災課がまとめた7月の火災発生状況(速報値)で示されたもの。死傷者数は、11カ月ぶりに皆無だった。
同課が作成した今年(速報値)と前年(概数値)の各月別と累計の火災発生状況は下段のとおりだが、今年7月は前年同月比1件減の12件。ちなみに、令和に入ってからの最少は2年3月の11件で、今年7月は前年8月と並んで2番目の低水準。
7月の内訳は建物が11件、車両が1件で、このうち建物は過去1年間で最少だった6月(6件)の2倍近くにのぼったものの、今年に入ってからは6月に次いで少ない。また、林野火災は4カ月ぶりの皆無。
7月の火災に伴う死傷者数は皆無で、死者、負傷者がそろって皆無は前年8月以来11カ月ぶりとなる。死者だけでは、過去1年間で初めて2カ月連続の皆無。
1-7月の累計出火件数はちょうど200件に達したが、前年同期との比較では24件、10.7%減少した。死者数は同10人減の9人と大幅に改善したものの、負傷者数は同8人増の37人に悪化し、早くも前年1年間を1人上回った。
※下線がある部分は前月発表からの修正箇所
※このページには広告を掲載しております。
|