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令和5年(2023年)8月10日付
定点報告以降で最悪

県内のコロナ感染者数
 
秋田北地方、2施設で集団感染 

 

 県内52の定点医療機関から報告があった1医療機関あたりのコロナ感染者数は県平均で3週連続増加し、「定点把握」による週1回発表に変更された5月以降最も多かった。県保健・疾病対策課が10日公表した第31週(7月31日〜今月6日)の感染症発生情報で示されたもの。秋田北地方関係は、新たに2カ所の高齢者施設から集団感染の報告があった。

 厚生労働省や都道府県庁などがさる5月7日まで毎日発表していたコロナ感染者数や重症者数、死者数は、感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同様の5類へ移行したのに伴い、翌8日から「定点把握」による週1回の発表に変更。これを受けて県は10日、同変更後13回目の発表を行った。

 1定点医療機関あたりのコロナ感染者数は第28週(7月10日〜16日)に減少の兆しをみせたものの、第29週(同17日〜23日)は6.23人、第30週(同24日〜30日)は7.06人、そして第31週は8.08人と3週連続で増加し、第31週は「定点把握」以降最も多い。

 また、同52医療機関から報告された感染者数の総数は第28週が226人、第29週が324人、第30週が367人、第31週が420人と、マスク着用者の減少を含むさまざまな形でのコロナ規制緩和とは裏腹に流行の度が強まっている。

 第31週の1医療機関平均感染者数が最も多い保健所管内は秋田市の13.36人(第30週は9.18人)で、これに大仙8.29人(同8.71人)、秋田中央の8.00人(同6.17人)、横手の7.80人(同8.40人)、北秋田の7.33人(同9.67人)などが続く。大館は3.50人で県内最少を維持したものの、第30週の2.17人からは悪化。

 このほか、県内では新たに7施設から集団発生の報告(原則10人以上または利用者の半数以上の発生)があった。うち秋田北地方関係は、7月31日と今月4日に大館保健所管内の高齢者施設でそれぞれ発生。(午後4時)

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