比内を象徴する彫像
 

 原種比内鶏、そして比内鶏のオスと米国原産ロードアイランドレッドのメスとの交配によって食用につくられた比内地鶏の発祥地は、秋田県大館市です。もっと厳密には、平成17年6月20日に田代町とともに大館市に編入合併された比内町。現在は「大館市比内町」ですが、このコーナーでは比内鶏、比内地鶏が(旧)比内町原産であることを象徴する彫像(下段写真)をご覧いただきましょう。

 大館市の市街地から比内地区に通じるルートはいくつかありますが、同地区の中心部たる「扇田」との往来は、写真右側の「扇田橋」を渡るルートが代表的でしょう。橋の手前が扇田側、向こう側が大館市の市街地に通じる国道です。

 「扇田橋」の扇田側に鎮座しているのが、今回ご紹介する彫像。この像からは比内鶏、比内地鶏のいずれなのかは判別しにくいですが、旧比内町の象徴の1つだったことに疑いの余地はありません。凛とした立ち姿のオス、力強く餌(?)をついばんでいるメス。

 旧大館市を象徴する生き物が忠犬ハチ公に代表される秋田犬なら、旧比内町を象徴するのはまぎれもなく比内鶏、比内地鶏だったのです。合併後は「大館市の比内鶏」「大館市の比内地鶏」として全国に知られています。

 
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