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令和8年(2026年)3月16日付

「稼げる農業」目指す

大館市の第4次農業ビジョン

 大館市は、新年度から4年間の農業を展望する第4次農業ビジョンを策定した。第4次は「稼げる農業の推進」をテーマに据え、「担い手づくりの強化」「新たな農業への挑戦」「売れる仕組みづくり」の3点を施策の柱とする。

 今ビジョンで大館市が目指す姿は、多様な担い手が意欲的に生産性の向上やブランディングに挑戦し、「稼げる農業」を確立することで強い産地づくりの好循環を生み出し、持続的に発展する農業と農村。

 「魅力ある農業の創出」をテーマに本年度までの5年間を計画期間とした第3次農業ビジョンは「経営体の育成」「ほ場整備による農地の集積と法人設立支援」「次世代につなぐ農業の推進」の3点を中核とした。

 一方、「稼げる農業の推進」をテーマに据えた第4次は「担い手づくりの強化」「新たな農業への挑戦」「売れる仕組みづくり」を施策の柱として展開することにより、生産性や収益の向上を図り、農業と農村の発展を目指す。

 第4次の各施策のうち「担い手づくりの強化」では目標地図(地域計画)の活用、「新たな農業への挑戦」では環境負荷の低減、「売れる仕組みづくり」では新市場への挑戦とマーケットインによる農産物の生産といった新たな取り組みをそれぞれ盛り込み、前ビジョンの基本理念を継承しつつ農業を稼げる魅力的な生業に昇華させる。市が策定した各施策の内訳は下段のとおり。(午後2時40分)

施策1 担い手づくりの強化

1)目標地図(地域計画)の活用 新規
  • 農地の集積・集約の推進(モデル地区の設定)
  • 小規模農業者への支援
  • 農地の継承
2)農業法人の確保と育成
  • 法人化の促進
  • 就農環境の整備
  • 異業種法人の農業参入支援
3)新規就農者の確保と育成 重点
  • 大館型農業スクール(サテライト研修拠点)構想
  • 地域おこし協力隊制度の活用
  • 農業の承継

施策2 新たな農業への挑戦

1)農業生産基盤の整備と維持
  • 農地の大区画化と有効活用の推進
  • 農業・農村の多面的機能の維持
2)生産工程の見直しによる
省力化・効率化技術の普及 重点
  • 農作業の省力化・効率化
  • 節水型乾田直播の普及促進
3)環境負荷の低減 新規
  • 温室効果ガスの削減
  • 有機農業の推進
  • 循環型農業の推進

施策3 売れる仕組みづくり

1)ブランド力と付加価値の向上
  • 有機・特別栽培農産物の供給体制の構築
  • 高付加価値加工品の開発支援
  • 農産物ブランドの磨き上げ
2)新市場への挑戦 新規 重点
  • 輸出対応型産地パッケージ戦略
  • 都市圏マーケット直結型販売へのチャレンジ
  • デジタル販路の開拓
  • 農村資源を活用した消費の拡大
3)マーケットインによる農産物の生産 新規
  • マーケティングの支援
  • ふるさと納税返礼品の開発
  • 簡便食品の開発
  • 需要連動型生産体制の構築
       

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