令和7年の大館能代空港利用者数は過去最多の前年を5,000人近く上回り、20万人に迫った。県が21日公表したもの。搭乗率は3年連続で50%を超え、損益分岐点の目安とされる60%が目前だった。
東京(羽田)、大阪(伊丹)、札幌(新千歳)の3路線で平成10年(1998年)7月に開港した同空港は、翌11年11月に札幌、同23年(2011年)1月に大阪の両路線を「運休」の扱いながらも事実上廃止した形で、羽田線が唯一存続。令和4年(2022年)7月に開始した同空港の3往復運航は、同11年(2029年)3月まで継続される。
令和7年の運航、利用実績は下段のとおりだが、利用者数は前年比4,842人、2.5%増の19万6,340人で、過去最多の前年を上回った。ただ、前年は一昨年に比べて1万5,581人、8.9%増加したことからすれば、伸びの鈍化は否めない。
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令和7年の搭乗率は、前年比2.4ポイント増の59.1%。60%に僅差で届かなかったものの、3年連続で50%を超えた。3往復運航に伴う利用者の利便性向上などが、搭乗率の上昇に貢献しているみられる。
同空港の貨物取扱量は入荷が伸び悩んだ一方、出荷の大幅増により、合計で前年の1.5倍以上にのぼった。羽田空港から大館能代空港への入荷は前年比2.2トン、2.3%減の48.5トン、大館能代から羽田への出荷は前年の11.8トンから68トンへと飛躍的に増加。この結果、合計で同54トン、54%増の116.5トンに。
併せて公表した秋田空港の令和7年利用者数は前年比4万7,197人、3.8%増の127万4,982人。搭乗率は、同6.4ポイント増の75.6%。半面、貨物取扱量は同47.3トン、47.3%減の563.4トンにとどまった。(午後零時10分)