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令和7年(2025年)4月6日付
津谷氏5選果たす
新人虻川氏及ばず

3,387票の大差

北秋田市長選

有権者は継続を支持

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5選を果たした津谷氏
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涙をのんだ虻川氏

 

 任期満了(4月16日)に伴う北秋田市長選は6日投票が行われ、開票作業の結果、現職の津谷永光氏(73)=松葉町・無所属=が、新人で前市議の虻川敬氏(52)=綴子=との一騎打ちを制し、5選を果たした。得票数は津谷氏が9,602票、虻川氏が6,215票と3,387票の大差となった。

 今市長選は、平成25年(2013年)以来12年ぶりの選挙戦。津谷氏は選挙運動中、産業振興と雇用の拡大や移住定住支援、少子化・子育て支援、地域コミュニティの推進など4期16年間にわたる実績をアピール。

 その上で、お互いが尊重し支え合うまちづくり、基幹産業活性化、安全安心で暮らせるまちづくり、観光のさらなる磨き上げなどの公約を強調しつつ、「北秋田市を担っていく子どもたちが10年先、20年先に誇りを持てる北秋田市をわれわれが作っていかなくてはいけない。これを津谷永光にお任せいただきたい」と街頭演説で訴え、自民党支部などの推薦を受けながら組織戦を展開した。

 一方、新人の虻川氏は街頭演説などで「(選挙戦だった)12年前と今とを比べて、この地域をどう感じているでしょうか」と有権者らに問いかけながら「確実に後退、衰退している」と指摘。その上で、中心市街地に大型宿泊施設を開設してその周りに文化、サービス、外食産業などさまざまな事業が集まって来れる商圏を構築するなどを公約に掲げ、草の根運動を繰り広げたものの、津谷氏の5選を阻止するには至らなかった。

 5期目当選を果たした津谷氏は昭和26年(1951年)8月9日生まれ。慶大経済学部卒。昭和62年(1987年)から平成21年(2009年)まで県議連続6期。県議会議長、自民党県連会長など歴任。大館能代空港ターミナルビル社長、県森と水の協会会長、北秋田職業訓練協会会長など。

 当日の有権者数は2万4,742人(男1万1,635人、女1万3,107人)で、投票者数は1万5,988人。有効1万5,817、無効169、持ち帰り2、不受理0。投票率は64.62%(男64.44%、女64.77%)で、12年前の前回選挙から2.89ポイント低下した。 
 (速報:午後11時)

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