気象イメージ

 仙台管区気象台は25日、東北の1月から向こう3カ月間の天気予報を発表した。寒気の影響を受けにくいため同3カ月の平均気温は平年並みか高いとしたほか、同3カ月の降水量、本県を含む東北日本海側の降雪量はいずれもほぼ平年並みを見込んだ。

 東北日本海側の月別予報は、1月と2月がともに「平年と同様に曇りや雪の日が多い」、3月が「平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い」と予想。同太平洋側は、各月一様に「平年と同様に晴れの日が多い」とした。同3カ月を通しての平均気温は東北全般に平年並みか高く、降水量と同日本海側の降雪量はほぼ平年並みとみている。

 併せて同日公表した東北の20日までの12月天候経過によると、北日本を低気圧が周期的に通過した影響で東北の降水量は北部を中心に平年を上回った。

 冬型の気圧配置による寒気の影響を受けた時期があったものの長続きせず、東北日本海側の日照時間は南部を中心に平年を上回った。また、同日本海側の降雪量は平年より少なかった。気温は、東北全般に平年より高い。

 20日までの東北の平均気温、降水量、日照時間、降雪量の平年比は下段のとおりだが、東北日本海側の降雪量は平年の6割弱にとどまった。 (午前零時)

対象地域平均気温平年差降水量平年比日照時間平年比降雪量平年比
東北地方+0.8℃115%107%68%
東北日本海側+0.9℃114%112%58%
東北太平洋側+0.8℃116%104%86%
東北北部+0.9℃145%90%54%
東北南部+0.7℃89%122%85%