
日本相撲協会は22日、年明け1月11日に両国国技館(東京都墨田区横網1丁目)で開幕する大相撲初場所の新番付を発表した。秋田北地方出身力士は閃岳(34)=大館市、木瀬部屋・本名佐々木大輔=が先場所から50枚下げて西三段目58枚目、風鳳花=鹿角市、押尾川部屋・本名石井鳳獅=が同23枚上げて西序二段10枚目となった。
先場所の閃岳は0勝2敗5休の不本意な結果に終わり、全休した平成30年(2018年)春場所以来45場所ぶりの休場で今年最後の場所を締めた。94場所を数える先場所までの通算戦歴は327勝290敗34休。
琴桜や王鵬、翔猿、大栄翔、琴勝峰、豪ノ山など名門埼玉栄高の後輩らが次々と追い抜いていく中、閃岳は幕下と三段目の"往来"を繰り返しているだけに、来年こそは故郷大館に錦を飾るほどの活躍が望まれる。
一方、今年春場所に初めて大相撲の土俵に上がった風鳳花は、かつて豪風の四股名で活躍した北秋田市出身の押尾川親方率いる部屋に所属。先場所は4勝3敗で、5勝2敗とした秋場所に続いて勝ち越しており、初場所は幕下昇進の足がかりをつかみたいところ。通算戦歴は18勝10敗。(午前7時)