
警察庁は「令和7年冬山情報」を出し、冬山の遭難防止を呼びかけている。秋田北地方については岩手県にまたがる八幡平(鹿角市)と、森吉山(北秋田市)を挙げ、冬の特徴を具体的に紹介しながら注意喚起している。
県警のまとめによる過去3年間の冬山を含む登山中の県内遭難発生件数は令和4年が37件(遭難者37人)、5年が12件(同8人)、6年が36件(同37人)と、年によってばらつきがある。
今冬の県内は平野部こそまだ根雪状態ではないながらも、山間部は短時間の降雪でも危険度が一気に増すだけに、登山者には遭難防止に向けて万全の準備や最大限の注意が求められる。
警察庁が公表した全国の「令和7年冬山情報」のうち秋田北地方関係の八幡平と森吉山の詳細は下段のとおりだが、このうち森吉山については「令和5年1月、2月、下山中に道に迷い、捜索隊に救助される事案が発生」などの具体例も取り上げている。 (午後3時40分)