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令和7年(2025年)12月9日付
11日から年末の交通安全運動

県内、死亡事故の抑止目指す 
 
8日現在死者数、前年計と並ぶ
 
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今年の年末の交通安全運動のチラシ(表面)

 

 県交通安全対策協議会、県、県警が主唱する「年末の交通安全運動」が、11日から20日までの10日間行われる。今年の交通事故死者数は3年ぶり前年比増の可能性がある中、今運動を機に年末にかけての死者ゼロが期待される。  

 年末は慌ただしい上に飲酒運転、積雪や路面凍結によるスリップ事故などの多発が懸念されるため、各自治体や関係機関は協力して安全運転を呼びかける。県警も全署態勢で指導、取り締まりを強化。  

 年末の交通安全運動は「こどもと高齢者の交通事故防止(高齢運転者の事故防止を含む)〜歩行者ファースト意識の浸透〜」を運動の基本に据えるとともに○冬道の道路状況等に応じた安全運転の励行○飲酒運転等の危険運転の防止○後部座席を含めたすべての座席におけるシートベルトの着用とチャイルドシートの正しい使用の徹底、の3点を運動の重点に設定。

 

 うち飲酒運転関連は、今月を8月に続く2回目の飲酒運転追放県民運動強調期間とし〇飲酒運転の根絶に向けた環境づくりの促進〇飲食店等における運転者への酒類提供禁止の徹底及びハンドルキーパー運動の促進〇飲酒運転をさせない運転者教育の推進、の3点を重点に据えている。  

 今年の県内交通事故死者数は、8日現在で前年同日比3人増の31人。早くも前年計と並び、最終的に3年ぶりの前年比増となる可能性を残すほか、令和3年から今年までの5年間を期間とする第11次県交通安全計画で「死者数27人以下」とした目標を5年連続で達成できなかった。

 ただ、同計画では「重傷者数200人以下」も目標に掲げており、8日現在で前年同日比45人、25%減の135人に抑えていることからすれば、年計での達成が確実視される。(午後3時)

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