|
国土交通省は4日、豪雨災害などへの緊急対策に必要な予算として45億円分を支援する、と発表した。本県関係は、大館市での河川維持修繕事業、北秋田市での道路維持管理事業にそれぞれ配分。
「防災・減災対策等強化事業推進費」の本年度第3回配分として同省は、国や地方公共団体が実施する29件の公共事業(河川・砂防・道路・海上交通・林野)に対し、計45億円の予算配分を決定した。
ちなみに、同推進費は自然災害が激甚化・頻発化している状況を踏まえ、国民の安全・安心の確保をより一層図るため、防災・減災対策の強化を行う公共事業に対して緊急的かつ機動的に配分する予算。
今回配分された予算は、災害を受けた地域の再度災害防止対策、社会的影響の大きい交通インフラ整備や突発的な事象への緊急的な対策などが必要な地域の事前防災対策に活用される。
このうち大館市では、根下戸、池内両地内の米代川での河川維持修繕事業に6億円を配分した。さる8月20日からの豪雨によって護岸の崩壊や袋詰玉石の流出が発生した同地内は、次期出水で洗掘が進行して堤防が決壊する恐れがあるため、同推進費を活用して緊急的に護岸工と根固工を実施し、地域住民の安全・安心を確保する。
また、北秋田市では綴子地内の国道7号での道路維持管理事業に2億円を配分した。さる8月19日からの豪雨の影響により、同地内では路面冠水に伴う通行止めが発生。今後同規模の豪雨が発生した場合は再度通行止め発生の恐れがあるため、同推進費を活用して緊急的に舗装工事などの路面冠水対策を実施することで通行者の安全・安心を早期に確保する。 (午前零時)
※このページには広告を掲載しております。
 |