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秋田北地方の本年度上半期(4-9月)の新設住宅着工戸数は130戸にとどまり、前年同期比40%以上の大幅減となった。県建築住宅課が4日公表した9月着工戸数に基づく積算によるもの。県全体の年度計は、県が明らかにしている統計史上最少だった前年度をさらに下回る可能性が出てきた。
5市町村からなる秋田北地方の本年度上半期の新設住宅着工戸数は前年同期比102戸、44%減の130戸。地域別内訳は北秋田地域(大館市、北秋田市、上小阿仁村)が同61戸、42.1%減の84戸、鹿角同(鹿角市、小坂町)が同41戸、47.1%減の46戸と、著しく低迷。
一方、県全体は同444戸、24.8%減の1,344戸で、減少率からすれば秋田北地方の住宅建築関係業界がとりわけ深刻な状況にあることを示した。
ちなみに、令和6年度(6年4月〜今年3月)の県内の新設住宅着工戸数は、県が統計上明らかにしている昭和38年度(1963年度)以降の61年間で最も少ない3,065戸。
上半期でほぼ25%の落ち込みを強いられている現状からすれば、物価高に積雪期も重なる年度後半に好転する可能性はほぼ皆無とみられ、統計史上初の3,000戸割れが現実味を帯びてきた。 (午前零時)
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