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第148回県種苗交換会(JA秋田中央会主催)は31日、湯沢市を会場に開幕した。今回は農産品など県内の生産者からあわせて約1,100点の出品があり、審査の結果、最高位の農林水産大臣賞は5個人、3団体が受賞した。
前身となる「第1回勧業会議」を明治11年(1878年)に開いて以来148年の歴史を誇る県種苗交換会は、毎年数十万人規模の見物客などが県内外から訪れる本県の一大農業行事で、湯沢市が会場となるのは平成28年(2016年)以来9年ぶり。今年は、31日〜11月4日の日程で開催。
農産物を中心とする県内生産者からの出品点数は、鹿角市を会場とした昨年より113点少ない。川本朋彦審査長は「本年は、農作物の生育期間を通じて平均気温が高く推移する中、6月から7月の空梅雨による水不足や一転して8月から9月の度重なる大雨などにより、農作物の管理が例年になくむずかしい気象になった。こうした中にあっても生産者の努力により、1,096点が出品され、各部門とも品質の高い農作物等が多くみられた」と評価。
審査の結果、県知事賞の中から特に優れた生産物との評価を得た農林水産大臣賞は、水稲で五城目の小玉重博氏、大豆で大仙市の小貫集落営農組合(藤谷喜明組合長)ら5個人、3団体が射止めた。
昨年は秋田北地方から2団体が農林水産大臣賞に選ばれたものの今年は皆無で、水稲「めんこいな」で大館市の富樫英悦氏、りんご「秋田紅あかり」で鹿角市の佐藤志峰氏、カボチャ「ほろほろ」で北秋田市の畠山勉氏、ホウレンソウ「スーパーセーブ」で鹿角市の菩堤野俊道氏、の計4人が県知事賞を受賞した。主催事務局が作成した農林水産大臣賞、県知事賞の内訳は下段のとおり。 (午後3時)
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