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すでにインフルエンザの流行期に入っている本県は、一気に流行の度を強めた。県保健・疾病対策課が30日公表した今年第43週(今月20日〜26日)の患者報告数は、県平均で第42週(同13日〜19日)の3.3倍に膨らんだ。
インフルエンザは、1医療機関あたりの患者報告数が1人を超えると流行期に入ったとされる。県平均は1.2人を数えた第42週で今季初めて1人を超え、さらに第43週は第42週の3.3倍の3.92人にのぼった。4週連続の増加。
同課が作成した前週比較による県平均と保健所別の患者報告数は下段のとおりだが、このうち秋田市は7.44人で、同報告数、増加数ともに県内で最も多い。一方、秋田北地方は大館が2.00人、北秋田が0.50人といずれも県平均を下回るものの、本県はもとより全国的に感染が拡大している現状からすれば今後一気に増加する可能性も。
集団発生は大館、大仙両保健所管内で各1カ所の教育・保育施設から新たに届け出があった。うち大館管内の同施設は今月15日から19日までの間に利用者122人中11人、職員37人中1人の計12人が罹(り)患し、A型インフルエンザウイルスが検出された。 (午後3時)
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