秋の全国交通安全運動が21日から30日までの10日間、一斉に展開される。期間中は秋田北地方でも大館、鹿角、北秋田の各警察署をはじめ関係機関、団体がさまざまな取り組みをとおし、交通事故防止の徹底を図る。16日現在の県内の交通事故死者数は、前年同期より改善傾向にある。
今運動の重点は、全国が〇歩行者の安全な道路横断方法等の実践と反射材用品や明るい目立つ色の衣服等の着用促進〇ながらスマホや飲酒運転等の根絶と夕暮れ時の早めのライト点灯やハイビームの活用促進〇自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・遵守の徹底とヘルメットの着用促進、の3点。
これに加えて県内は、高齢者の交通事故防止〜歩行者ファースト意識の浸透〜を「地域重点」とする。夏場に比べて暗くなるのが格段に早い時期だけに、今運動を機に県民の交通安全意識向上が望まれる。
県警がまとめた16日現在の県内交通事故発生件数は前年同日比5件、0.8%増の663件、死者数は同4人、18.2%減の18人、負傷者数は同6人、0.8%減の759人、うち重傷は同22人、19.1%減の93人で、発生件数だけがわずかに悪化。
なお、同運動の開始を前にこのほど警察庁が公表した自転車乗車用ヘルメット着用率調査結果によると、全国平均が21.2%なのに対して本県は半分以下の10.3%にとどまっており、同運動を機に着用意識の向上が期待される。県警が作成した16日現在の各警察署管内別のうち秋田北地方3署を含む県北地区の発生状況は下段のとおり。(午後3時)
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