秋田労働局は1日、7月末現在の来春高卒予定者職業紹介状況を公表した。就職希望者1人に対する県内企業の求人数割合を示す県内求人倍率は3.82倍で、同現在としては過去2番目の高さとなった。
県内の来春高卒予定者数は前年比285人、4.1%減の6,695人。これを受けて就職希望者数は1,498人にとどまり、前年同期に比べて100人、6.3%減少した。うち県内就職希望者数は117人、9.4%減の1,131人で、県内就職希望割合は同2.6ポイント減の75.5%に。
一方、県内求人数は前年同期比120人、2.7%減の4,322人で、同期としては2年連続で落ち込んだ。最も求人数が増加したのは慢性的な人手不足にあえぐ建設業で、同68人、6.2%増の1,167人。製造業は求人数でこそ建設業を上回る1,196人を数えるものの、同198人、14.2%減少した。
それでも7月末現在の県内求人倍率は3.82倍と依然売り手市場で、同現在としては令和6年3月卒の4.12倍に次いで過去2番目に高い。
同局が作成した秋田北地方の職安別の県内求人受理状況は下段のとおりだが、うち秋田北地方は大館管内が事業所数増ながら求人数減、鹿角同が事業所数、求人数ともに減少。 (午前零時)
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