日本相撲協会は1日、14日に国技館で開幕する大相撲秋場所の新番付を発表した。秋田北地方出身力士は閃岳(34)=大館市、木瀬部屋・本名佐々木大輔=が4場所ぶりに三段目に転落し、風鳳花(18)=鹿角市、押尾川部屋・本名石井鳳獅=が先場所から31枚下げて西序二段71枚目となった。
先場所の閃岳は1勝6敗に甘んじ、2場所連続で負け越した。6敗は、令和4年(2022年)秋場所以来17場所ぶり。これにより、先場所の西幕下45枚目から東三段目16枚へと初場所以来4場所ぶりに三段目に転落した。
地元大館の大相撲ファンからは「閃岳は、引退間近と思いたくなるほど技の切れが悪い。相撲教習所の指導員なら、うならせる相撲を見せて」と期待を込めた辛口評価も聞かれる中、今場所こそは奮起が望まれる。
一方、春場所に初めて大相撲の土俵に上がった風鳳花は、かつて豪風の四股名で活躍した北秋田市出身の押尾川親方率いる部屋に所属。先場所は3勝4敗で負け越し、6勝1敗の春場所から一転精彩を欠いた。177キロの体重を生かした腰の重さに加え、師匠が最大の武器としていた突き押しに磨きをかけて前進したいところ。 (午前6時半)
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