先月の県内自殺者数は、7カ月ぶりの1ケタ台に惜しくも届かなかったものの、今年これまでの最少に抑えられた。1月-7月の累計は、年計で統計史上最少タイだった前年の同期に比べて改善傾向にある。

　県警が作成した前年比による1月-7月の月別自殺者数推移は下段のとおりだが、うち7月は10人で前年12月(7人)以来の1ケタ台こそならなかったが、前年同月(19人)の半数近くまで減少した。4月の11人をわずか1人ながら下回り、今年これまでの最少に。

　この結果、1-7月の累計自殺者数は107人となり、7月中に100人を超えたものの前年同期比で17人、13.7%減少した。男女別では男が同16人減の72人、女が同1人減の35人と男が女の2倍以上だが、減少の度合いは大きい。

　ちなみに、昨年の県内自殺者は186人を数え、統計史上最少だった令和3年と並んで最も少なかった。今年は、今後の状況しだいながらも最少記録を更新する可能性がある。

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