秋田労働局は4日、6月末現在の来春高卒予定者職業紹介状況を公表した。就職希望者1人に対する県内企業の求人数割合を示す県内求人倍率は3.37倍で、過去2番目に高い。ただ、秋田北地方の求人数は伸び悩んでいる。
県内の来春高卒予定者数は前年比285人、4.1%減の6,695人。これを受けて就職希望者数は1,498人にとどまり、前年同期に比べて100人、6.3%減少した。うち県内就職希望者数は117人、9.4%減の1,131人で、県内就職希望割合は同2.6ポイント減の75.5%に。
一方、県内求人数は前年同期比7人、0.2%増の3,816人で、同期としてはかろうじて2年連続の落ち込みを回避した。最も求人数が増加したのは慢性的な人手不足にあえぐ建設業で、同94人、10.1%増の1,022人。製造業は求人数でこそ建設業を上回る1,085人を数えるものの、同135人、11.1%減少した。
それでも6月末現在の県内求人倍率は3.37倍と依然売り手市場で、同現在としては令和6年3月卒の3.64倍に次いで過去2番目に高い。
秋田北地方の職安管内の県内求人数は大館管内が前年同期比23人、3.9%減の570人、鹿角管内が同32人、19.2%減の135人と、いずれも伸び悩んでいる。 (午前零時)
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