県調査統計課は24日、今月1日現在の県人口と世帯数を公表した。県人口は前月に比べて1,147人、うち秋田北地方は206人それぞれ減少した。 このペースで減少すれば、県人口は9月1日現在で88万人を割り込む可能性がある。

　県が公表する「人口と世帯」は令和2年(2020年)国勢調査の確定人口と世帯数を基準値とし、その後の外国人住民を含む毎月の自然動態(出生・死亡)、社会動態(転入・転出)や 世帯の新設・消滅などによる増減数を求め、これらを加減して毎月1日現在の推計値を算出している。

　今月1日現在の県人口は男性41万7,286人、女性46万4,706人の計88万1,992人で、前月に比べて1,147人、0.13%減少した。25市町村中、大潟村で5人増加したのを除いて軒並み 減少しており、今年の減少ペースや前年に7月、8月の2カ月間で2,101人減少したなどの状況からすれば、9月1日現在で88万人割れとなる可能性も。

　6月中の動きを示す今月1日現在の動態別内訳は、出生数が258人にとどまったのに対し、出生数の4.7倍にのぼる1,219人亡くなったため961人の自然減ながら、11カ月ぶりに1,000人を下回った。また、706人が県内に転入したのに対して892人が県外へ転出したため186人の社会減。

　秋田北地方の今月1日現在人口は5市町村あわせて12万1,734人で、前月比206人の減少。うち大館市は同79人で県内4番目、鹿角市は同70人で同5番目の減少数だった。

　このほか、県全体の世帯数は前月比249世帯減の38万2,779世帯、このうち秋田北地方は同62世帯減の5万1,660世帯。同地方の市町村別人口と世帯数の内訳は下段のとおり。(午前零時)