今年上半期(1-6月)の県内出火件数は、2年ぶりに200件を超えた前年同期から大幅に改善した。県総合防災課がまとめた同期間の火災発生状況で示されたもの。人的被害は、負傷者数が減少した半面、死者数は前年同期と同水準だった。
同課が作成した今年(速報値)と前年(概数値)の月別火災発生状況は下段のとおりだが、今年上半期の出火件数は前年同期比62件、30.7%減の140件。前年同期は4月に県が月別発生件数を公開している平成19年(2007年)以降の18年間の中で2番目に多い94件にのぼった"特殊性"があるため、単純比較はしにくいものの、前年比増は3月だけとなっている。
上半期の内訳は、林野火災が前年同期の24件から4件に減少したほか、いずれにも分類されない「その他」が同83件から19件に激減した一方、建物が同83件から99件に、車両が同12件から18件にそれぞれ増加した。
上半期の人的被害は負傷者数が前年同期比6人減の35人、死者数が前年同期と同数の11人と、死者数に改善がみられなかった。ちなみに、今年上半期で死者を皆無に抑えたのは1月だけ。 (午後5時)
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