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令和7年(2025年)7月2日付
4期ぶり悪化

日銀秋田支店の6月短観
 
プラス圏内は維持

 

 日銀秋田支店は1日、企業短期経済観測調査(短観)の6月調査結果を公表した。製造業、非製造業をあわせた県内全産業の景況感を示す業況判断指数(DI)は3期連続でプラス圏内を維持したものの、わずかにプラス幅が縮小して4期ぶりに悪化。先行き9月は、さらにプラス幅が縮小する見込みだ。

 今調査は、5月28日から6月30日にかけて県内製造業50社、非製造業93社の計143社を対象に実施し、1社を除いて回答を得た。同支店が作成した業況判断の内訳は下段のとおりだが、製造業、非製造業をあわせた全産業はプラス6となり、前回3月調査からわずか1ポイントながら悪化。さらに、先行き9月は今調査から2ポイント悪化のプラス4と予測している。  

 うち今期の製造業は、10期ぶりに好転した前期から2ポイント悪化してプラス2となった。食料品が前期の水準を維持し、木材・木製品がマイナスから脱け出した半面、鉄鋼・金属、はん用・生産用・業務用機械、電気機械が軒並み悪化。製造業の先行き9月は、3期ぶりマイナスを見込んでいる。

 一方、非製造業の今期業況判断はほぼ横ばい水準なものの、前期から1ポイント低下してプラス7となった。建設が4ポイント改善し、卸売、小売、運輸・郵便、宿泊・飲食サービスが横ばいだった半面、対事業所、対個人の各サービスが悪化。非製造業の先行き9月は、今期と同水準を見込んでいる。  (午前零時)

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