日本相撲協会は30日、7月13日に愛知県のIGアリーナで開幕する大相撲名古屋場所の新番付を発表した。秋田北地方出身力士は閃岳=大館市、木瀬部屋・本名佐々木大輔=が先場所から10枚下げて西幕下45枚目、風鳳花=鹿角市、押尾川部屋・本名石井鳳獅=が先場所の東序ノ口16枚目から東序二段40枚目へと一気に駆け上がった。
先場所の閃岳は3勝4敗で、惜しくも3場所連続の勝ち越しを逃がした。負け越しは、13場所ぶりに1勝6敗だった昨年九州場所以来3場所ぶり。6月12日に34歳の誕生日を迎えた閃岳は11人の本県出身力士の中で最年長だけに、白星を重ねて十両昇進の足がかりをつかみたいところ。
一方、春場所に初めて大相撲の土俵に上がった風鳳花は、かつて豪風の四股名で活躍した北秋田市出身の押尾川親方率いる部屋所属の18歳。先場所は6勝1敗と、同部屋の幕内を除く10力士の中で最も白星が多かっただけに、序二段に昇進した今場所も大きな期待がかかる。 (午前6時45分)
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