県内の建物火災件数は、8カ月ぶりに1ケタ台に抑えられた。県総合防災課がまとめた5月の火災発生状況で示されたもの。また、例年4月と5月に続出傾向がみられる林野火災は前年同月の3分の1にとどまった。
同課が作成した今年と前年の月別火災発生内訳(速報値)は下段のとおりだが、今年5月の出火件数は前年同月比18件、47.4%減の20件。3月、4月が各32件といくぶん多発したのに対し、5月は改善傾向がみられた形だ。
うち建物は全体の半数近い9件を数えたが、前年9月の9件以来8カ月ぶりの1ケタ台に。また、林野火災は3件で、前年同月(9件)の3分の1だった。ちなみに、前年は4月、5月だけで31件にのぼったのに対し、今年は前年同期の8分の1近くまで激減。
なお、1-5月の累計出火件数は119件で、前年同期比84件、41.4%の大幅減となった。前年4月に統計史上2番目に多い95件にのぼったのが影響しているものの、3月を除けば減少または横ばい水準と全体的に改善基調にある。
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