県調査統計課は24日、今月1日現在の県人口と世帯数を公表した。県人口は前月に比べて1,201人、うち秋田北地方は189人それぞれ減少した。

　県が公表する「人口と世帯」は令和2年(2020年)国勢調査の確定人口と世帯数を基準値とし、その後の外国人住民を含む毎月の自然動態(出生・死亡)、社会動態(転入・転出)や世帯の新設・消滅などによる増減数を求め、これらを加減して毎月1日現在の推計値を算出している。

　今月1日現在の県人口は男性41万7,876人、女性46万5,263人の計88万3,139人で、前月に比べて1,201人、0.14%減少した。25市町村中、社会増が際立ったにかほ市を除いて軒並み減少。

　5月中の動きを示す今月1日現在の動態別内訳は、出生数が247人にとどまったのに対し、出生数の5.6倍にのぼる1,380人亡くなったため、1,133人の自然減。また、県内への転入者が836人なのに対し、904人が県外へ転出したため、68人の社会減となった。

　秋田北地方の今月1日現在人口は5市町村あわせて12万1,734人で、前月比189人の減少。前月比減少数は、前年6月1日現在に比べてわずか7人ながら縮小した。

　このほか、県全体の世帯数は前月比97世帯減の38万3,028世帯、このうち秋田北地方は同35世帯減の5万1,722世帯。同地方の市町村別人口と世帯の内訳は下段のとおり。(午前零時)