県は19日、鈴木健太知事と県民との意見交換会日程を公表した。秋田北地方は、鹿角地域が今月28日に鹿角市、北秋田地域が7月5日に大館市をそれぞれ会場に開く。

　知事と県民の意見交換会は、今後の県政運営に県民の声を反映させることを目的に毎年開催。任期満了に伴う知事選で4月6日に初当選した鈴木知事にとっては、県民との初の意見交換会となる。8地域振興局管内9会場で開くが、今回は日程やテーマなどが未確定の仙北、平鹿両地域を除く7地域の詳細を公表した。

　秋田北地方のうち鹿角地域は、県内のトップを切って今月28日に「スキーが拓く鹿角の未来 人口減少・雇用・地域活性化への挑戦」をテーマに開催。数多くの全国大会の会場として使用されている花輪スキー場を視察した後、鹿角トレーニングセンター「アルパス」のアリーナで「スキー」をキーワードに人口減少や雇用確保、地域活性化などの問題解決の可能性を探る。

　視察は非公開で、午後1時50分ごろから同3時半をめどに開く意見交換会は60人を目安に地域住民などが傍聴できる。傍聴は事前予約不要。問い合わせは、鹿角地域振興局総務企画部地域企画課(電話0186-22-0457、e-mail：kachi@pref.akita.lg.jp)へ。

　また、北秋田地域は大館市有浦の北地区コミュニティセンター別館2階多目的室を会場に7月5日午後2時半から4時半まで開く。「若者の起業について」をテーマに据え、同地域で活躍している若手事業者に自身の起業の経緯や現在の取組状況、今後の事業展望などを紹介してもらった上で、若者が起業し、活躍していくための環境づくりや必要な支援などについて意見交換。

　一般傍聴は事前予約不要で、傍聴人数は90人を目安としている。問い合わせは北秋田地域振興局総務企画部地域企画課(電話0186-62-1251、e-mail:Kitaakitasoumukikakubu@pref.akita.lg.jp)へ。 (午前零時)

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