大館能代空港(羽田線・1日3往復)の5月利用者数は、同月としては初めて1万8,000人を超えた。県が18日公表した同月の利用実績で示されたもの。
県が作成した5月の運航、利用実績は下段のとおりだが、悪天候などによる欠航が皆無だった中、利用者数は1万8,158人で前年同月に比べて277人、1.5%増加した。
伸びは緩やかながらも、これまでの5月最多だった前年の記録を更新し、同月としては平成10年(1998年)の開港以来初めて1万8,000人台に乗せた。搭乗率は、同2.3ポイント増の64.4%。
同空港では令和2年(2020年)10月25日を皮切りに、それまでより1往復多い羽田線1日3往復体制がスタートしており、こうした利便性の向上がコロナ禍脱却以降の実績を底上げしているものとみられる。同体制について国土交通省は、利用者数の増加を評価した上で、令和11年(2029年)3月24日までを前提に継続する方針。
1-5月の累計利用者数は7万1,425人で、前年同期に比べて4,226人、6.3%増加した。平均搭乗率は、前年同期の49%から53%に上昇して席の半数以上を充足したものの、依然として"がら空き"感は否めない。
なお、本県を代表する空の玄関口、秋田空港(5路線)の5月利用者数は前年同月比6,925人、6.7%増の10万9,766人で、搭乗率は同6.8ポイント増の75.1%。 (午後3時)
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