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令和7年(2025年)6月16日付
保管・熟成実験着手へ

砂子沢ダムにワイン 
 
20日に搬入式

 

 県は地元企業と連携して小坂町の砂子沢ダムでワインの保管・熟成実験を開始することにし、20日に搬入式を行う。秋田北地方のダムで同実験に着手するのは、これが初めて。

 砂子沢ダムは、米代川水系の小坂川の支流砂子沢川の小坂町大字小坂字小坂沢国有林地先に県が事業主体となって平成22年(2010年)に竣工した多目的ダム。洪水調節や流水の正常な機能の維持、同町と鹿角市への水道用水の供給を担っている。

 近年高まっている社会インフラやダム人気を背景に、ダムを活用した地域活性化の取り組みとして地元企業と連携し、ダム関連施設を利用したワインの保管・熟成実験を行うもの。

 ダム貯蔵第1弾として横手市の大松川ダムで浅舞酒造(本社・同市)による日本酒・ワイン貯蔵実験、第2弾として湯沢市の皆瀬ダムで秋田県醗酵工業(本社・同市)による日本酒貯蔵実験を一昨年にそれぞれ開始しており、砂子沢ダムは第3弾に位置づけている。

 保管・熟成実験の目的として県は〇ダムを活用したワインの保管・熟成・PRなどを通じて特徴ある「ものづくり」や地域活性化を支援〇同取り組みによって地域住民がダム本来の目的などに興味を持ってもらうきっかけづくりをする、の2点を挙げている。

 砂子沢ダムへの保管・熟成実験の期間は最長で3年間を見込んでおり、小坂町で製造したワインをダム関連施設の堤内監査廊に搬入する。搬入式を20日午前11時から同ダムで行い、県鹿角地域振興局の永須昭夫局長、町の特産となるワインの製造を手がけている小坂まちづくりの森浩美社長、同町の細越満町長らのあいさつに続いて搬入作業に取りかかる。下段は同ダムの航空写真(県のHPより)と搬入先の堤内監査廊。

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