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令和7年(2025年)5月30日付
4月は1.23倍
 
県内の有効求人倍率

2カ月ぶりに低下 

 

 求職者1人に対する求人数を示す県内の有効求人倍率(季節調整値)は1.23倍で、2カ月ぶりに低下した。秋田労働局が30日公表した4月の県内雇用情勢で示されたもの。同局は「持ち直しの動きに弱さが広がっており、物価上昇等の影響により一部に厳しさがみられる」と、前月と同様の見方を示した。

 県内の新規求人数は7,466人で、前年同月を3.3%、253人下回った。9カ月連続の減少。月間有効求人数は1万9,550人で、同4.3%、886人下回った。29カ月連続の減少。

 県内の新規求職者数は5,286人で、前年同月を2%、106人上回った。4カ月ぶりの増加。月間有効求職者数は1万7,363人で、同0.9%、162人上回った。8カ月ぶりの増加。

 この結果、4月の有効求人倍率は1.23倍となり、前月比で0.02ポイント低く、6カ月ぶりに上昇した前月から再び低下に転じた。本県の全国順位は24位で、前月から1つ後退。

 県内の就職件数は1,718件で、前年同月を0.5%、9件下回った。9カ月連続の減少。うち45歳以上の中高年齢者は1,033件で、同0.5%、5件下回った。3カ月連続の減少。

 

 事業主からは〇燃料費や車両代が高騰する一方で、運賃が変わらない状況にある(貨物運送業)〇消費者の嗜好の多様化のほか、原材料費の高騰により利益が上がらず、売り上げが前年水準に届かない状況にある(製造業)〇車両価格が上昇しているが業績は好調で、4月から賃上げを実施した(自動車小売業)〇従業員の高齢化が進んでおり、若い人材を確保したい(その他小売業)などの声が聞かれた。

 同局が作成した県内各職安別の4月求職・求人状況(常用)は下段のとおりだが、このうち秋田北地方の求人倍率は大館が前月より0.10ポイント低い1.20倍、鷹巣が同0.09ポイント低い0.84倍、鹿角が同0.24ポイント低い1.08倍となった。 (午後3時)

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