初夏の到来を告げるイベント、大館バラまつり「シーズン1」は石田ローズガーデンを会場に、6月22日までのロングランで24日に開幕する。期間中の金曜、土曜はライトアップも。
大館市三ノ丸の同ガーデンは、かつて労働大臣を務めたこともある同市名誉市民第1号の故石田博英元代議士の私庭。平成7年(1995年)7月に園内のバラが、同30年(2018年)10月に土地と建物が、石田氏の遺族から市にそれぞれ寄贈された。また、令和3年(2021年)5月に旧石田邸や園路などの改修工事が終わり、翌4年4月に石田ローズカフェがオープン。
2,343平方のガーデンで1種1本を基本としたサンプルガーデンとして約500種のバラが、毎年多くのバラファンを楽しませる。中でも世界最古の紫バラ「カーディナル・ド・リッシューリュー」(1840年)、イングリッシュ・ローズの代表的品種「グラハム・トーマス」(1983年)、典型的なオールドローズ系バラ「メイドンズ・ブラッシュ」(1797年)、葉が薫る珍しいバラ「レディ・ペンザンス」(1867年)など、古典的な種類の数々は生前バラを深く愛した石田氏の思いを今に伝えている。
まつり期間のうち30日から6月21日までの金曜、土曜は庭園内をライトアップし、幻想的な空間を鑑賞できるナイトガーデンも。また、まつり期間中は石田ローズカフェを営業するほか、バラの苗木や名物の「ばら乃餅」、バラのソフトクリームなど、バラにちなんだ菓子類も販売する。
入園は無料。開園時間は午前10時から午後5時までだが、ナイトガーデン期間中は午後8時半まで延長する。なお、秋バラを楽しめる「シーズン2」は10月1日〜13日の日程で開催の予定。 (午前零時)
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