地方公共団体の道路除雪費に過去最大の支援をする方針の国土交通省は18日、今冬の道路除雪費用の追加配分額を発表した。本県に対しては県分、市町村分あわせて27億4,700万円とした。

　今冬は年末年始や2月上旬からの大雪などにより、全国各地で平年を大幅に上回る積雪を記録。同省が今月12日時点でまとめた積雪寒冷地域の降雪状況は、過去5年間の平均で2メートル61センチなのに対し、今冬は同平均の1.3倍にのぼる3メートル50センチに達した。

　これにより、地方公共団体の道路除雪費は年度当初に配分した道路除雪費を上回る執行状況となり、財政的な追加支援の必要性が生じている。このため、除雪費のさらなる追加支援に向けて同省は、2月21日から地方公共団体を対象に年度末までの除雪費用の執行見込みなどを聞き取りし、その結果を踏まえて道府県・政令市あわせて27自治体に337億円、市町村310自治体に220億円の計557億円を配分することに決めた。同省は「支援額は過去最大」と強調。

　うち東北各県に対する配分額は下段のとおりだが、本県には県分13億400万円、市町村分14億4,300万円の計27億4,700万円を措置した。　　(午後4時)

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