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令和7年(2025年)2月18日付
シーズン入りへ

春の秋田犬展覧会

本部展は5月3日に大館市

 

 秋田犬の令和7年春季展覧会は、23日の広島県支部展を皮切りに始まる。全国大会に位置づけられる本部展は開催日、会場ともに定番の5月3日、大館市の桂城公園。

 全国各地を会場とする支部展、総支部展、本部展は公益社団法人秋田犬保存会(本部・大館市)が主催し、各地の支部、総支部が主管となって毎年春と秋の2回開いてきた。

 ただ、令和5年には大館市三ノ丸地内に位置する秋田犬会館の改修費助成を求める請願を市議会が不採択にしたのに反発した秋田犬保存会が、本部展会場を従来の大館市から県南の大仙市に移すという"対抗手段"に出た経緯も。昨春からは再び会場を桂城公園に戻し、従来の同保存会単独から市や観光団体などを含む実行委員会形式での開催に改められている。

 今春は、23日の第89回広島県支部展(会場:広島県尾道市)が全国のトップを切る。本格的なシーズン入りは3月初旬で、以降、トリを飾る5月3日の本部展を含めて全国19会場で開く。うち本部展以外の秋田県内は、4月20日に秋田中央支部主管で第115回東北北海道総支部展が潟上市のメルシティ潟上駐車場で開かれる。

 大館市を会場とする本部展には並み居る全国の強豪犬舎が集結するほか、国内外から多くの見物客が訪れる。こうした中、伝統的な質の高さが求められる「大会犬」ではなく愛らしさのみをアピールする「観光犬」に大館市が軸足を置いていることなども背景に、大館市から最高峰の名誉章犬が春の本部展としては平成30年(2018年)の第138回以来6年間にわたって出ておらず、地元秋田犬ファンからは「秋田犬発祥地なのに全国にまったく歯が立たないのは残念」との声も聞かれる。

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