県人口の減少などを反映し、県内の運転免許人口は先細りの一途をたどっている。男女そろって10年連続で減少し、このうち女性は初めて30万人を割り込んだ。
県警が作成した令和6年12月末現在の県内の運転免許保有者数内訳は下段のとおりだが、男女計は前年比6,360人、1%減の63万6,978人で、平成27年(2015年)以来10年連続で男女ともに減少。前年比減少数は令和元年の6,671人以来5年ぶりに6,000人を超え、過去10年間で2番目に多い。
うち男性は前年比4,386人、1.3%減の33万7,127人。前年比減少数は令和3年の4,037人以来3年ぶりに4,000人を超え、過去10年間では令和元年の4,841人に次ぐ高水準。
また、女性は前年比1,974人、0.7%減の29万9,851人で、減少数、減少率ともに10年間で最高だった。平成30年に31万人を割り込んだ女性は、令和6年に20万人台に突入。
運転免許人口減少の最大要因は、何といっても歯止めがかからない県人口の減少。これに加え、県が高齢者に対して運転免許証の自主返納を奨励し、「返納によってタクシーやバスを利用する際に料金が割引されるなどさまざまなサービスを受けることができる」と呼びかけていることなども減少を加速させているもよう。
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